さよならウオッカ。

   
GI7勝。牝馬での日本ダービー制覇。
ダイワスカーレットディープスカイとの壮絶な叩き合いの天皇賞秋。
日本競馬史上最強の呼び声高い歴史的名牝ウオッカがその競馬生活に幕を閉じた。
血染めのジャパンカップから満を持して参戦したドバイ遠征。
マクトゥームチャレンジラウンド3では世界の壁の前に屈するも、
世界制覇はレッドディザイアに託した。

ある日東京競馬場でこんな言葉を聞いた。
牝馬なんだから、牝馬のGIに出ればもっと勝てるだろうに…」
確かに正論である。しかし、守りに入ることなく、
牡馬・世界に果敢に向って行ったウオッカだからこそここまでファンが多いのかもしれない…。

後はアイルランドに移動。
初年度は昨年の凱旋門賞を制したシーザスターズと種付けを予定。
いずれは父ディープインパクト×母ウオッカという超良血馬が日本のターフで走り回るかも知れない。

世界制覇は子供達に託された。

ウオッカ(Vodka)は日本の競走馬である。
主な勝ち鞍は
2006年の阪神ジュベナイルフィリーズ、2007年の東京優駿
2008年の安田記念天皇賞(秋)
2009年のヴィクトリアマイル安田記念ジャパンカップ

馬名の由来は蒸留酒ウォッカ(Vodka)から[1]。